十数年前、阿久根の知り合いのおばさんの家で食べたつけあげの味が忘れられず、作り始めたのが、まるじゅ本舗の原点です。
漁港からアジとエソをトロ箱で買ってきて、すり鉢ですり身を作りました。風味や歯ごたえ、あのおばちゃんの味を再現するのに試行錯誤の毎日でした。
そうしてできたつけあげは、初めは60個売り切るのもたいへんでした。それが、「これこれ、この味」「懐かしい味だね」と評判をいただいて、100個、200個、そのうちには県外からのご注文もどんどん増えていきました。
昔ながらのおばあちゃんの味を守ったから、みなさんに愛されたのだと思います。
いまでは後継となる若い職人たちが、昔ながらのつけあげを守ろうと、小さな工房で元気に働いています。
老舗や大手メーカーやとは比べるわけにもいきませんが「小規模だからこそできること、新しいからチャレンジできること」をみんなで追求しています。
家庭の味を生かすこと、余計な添加物を使わず、素材の新鮮さや風味を生かすこと、そして新しいつけあげの開発や食べ方の提案などに、楽しみながら取り組んでいます。

また、つけあげにとどまらず、あくまきやかからん団子など地元にゆかりのある菓子も、手づくりの味、家庭の味で作っています。
ふるさとの味、家庭の味を伝えていくことがまるじゅの使命だと考えております。
これからも地域の方々のご支持を得ながら、都会の方々にもまるじゅの味を届けたいとおります。
ぜひ、この機会に、まるじゅ本舗のつけあげやギフトをご利用ください。